〜日本古来の技法〜の項目で書かせていただいた数字の持つ力について、先日ある集まりでお話をさせていただく機会がありました。その際にいただいたご意見は、日常生活において数字に関わる選択を頻繁に行う事例は電車の席、駐車場の番号等があるが、数字の理論においてベストな選択肢は、混雑等によりあまり好条件ではなく、数字としてはあまり好ましくない選択の方が条件の良い事があると言う事でした。

この様な状況下では残念ながら、プラスの数字とは元々縁がなかったと考えられます。電車の席や駐車場所は自身に選択権が与えられた様に見えますが、状況においてより良好な快適な選択肢に割り当てられた数字が、その時は最も縁が強かったものと言えます。

状況及び数字において実際に広く選択肢がある場合は、プラスの数字を選ぶ事が徐々に運の‘貯金’をすることにつながります。これらの運の貯金はプラスの数字を考慮することに‘煩わしい’と感じることなく行える状態がよりプラスの数字との運が強いと言えます。プラスの数字をあえて考慮する作業が煩わしく感じる時がありますが、その状態はまだプラスの数字との縁が弱い状態です。煩わしくともプラスの数字を選ぶ作業を繰り返していき、数字に関わる運の貯金をしていくにつれ自然とそれらを選択するような状態になっていくものです。

桁数の足し合わせにより、よくない数字に対して回避・逃げを行う事ができるケースがあります。例えば、「16」と言う数字を得た場合、最も影響の強い末尾の「6」を受けるのではなく、「1」と「6」を足し合わせて「7」と解釈する方法があります。この解釈はあくまでも回避法であり、従来はそれぞれの数字を受ける事がスタンダードです。もし、つねに足し合わせをしていると「33」の様に良い数字であっても、それぞれの桁を足して「6」とマイナスな解釈をしてしまうことになるからです。そのため、基本的にはそれぞれの桁の数字が運として解釈される状態に人はあるため、足し合わせの回避法はあくまでも回避が必要な第二選択肢としておくほうが良いと思われます。

数字の解釈法に第一選択、第二選択(回避)があることは、人生における物事の捉え方と酷似しています。良い出来事は素直に良いものとして捉えることが大事であり、良くない出来事はいかにそれをプラスに解釈し導くかが重要である事と似ています。しかし、数字の場合はシビアであり、一桁の良くない数字を得た場合、そこに回避法はないため、それは真っ直ぐに受け止めなければいけないと言えるでしょう。

数字について
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